学校法人芝学園 芝中学・高等学校 技術工作部
         2004年 カヌーの製作

2004年の夏合宿に向けて2人乗りのカヌーを製作しました。

このカヌーは技術工作部が作るカヌーとしては初めてプランキングという工法を使いました。
プランキングとは、船体をストリップと呼ばれる細長い木材を一枚一枚張り合わせていく工法です。

カヌーの設計図は「WOODEN CANOE」というサイトから購入しました。

まず、船体の型となるモールドという板と、それを取り付けるための船台を作りました。

船台の土台

製作中のモールド

モールドを船台に取り付けた後、ステム材を付けました。
ステム材とは船首、船尾の外側、内側に取り付けるパーツで、それぞれアウトサイドステム、インサイドステムと
呼びます。

取り付けるにあたって、このステム材を曲げるため、材を一晩中水につけておき、当日にヤカンと七輪を用意して、
ステム材が入った塩ビ管を蒸気で蒸して、それを端のモールドにクランプで取り付けました。

3月の試験休みと春休みを使って船本体の製作をやりました。
木材を1枚1枚丁寧に木工ボンドで貼り付けていきます。
底に近づいていくにつれて板がねじれて貼るのが大変になりました。

板を張った後、アウトサイドステムを取り付け、パテで隙間を埋め、サンダーで研磨しました。

4月には外側にガラスマットを貼り、ポリエステル樹脂を塗りました。

表面の研磨もしました

表が終わった後、船台から取り外し、内側も同様にガラスマットを貼りました。

5月には本体の加工がほとんど終わったため、個々のパーツを製作していきました。
まずはガンネルと呼ばれる船の両舷に付ける補強材を付けました。
内側のガンネル材には水抜き穴をルーターで加工しました。

このあと、デッキ(船の両端につける)、スウォート(船の中心につける)を取り付け、
全体をニスで仕上げ、7月の合宿で無事に航海することができました。