2009年に作ったマシン(09B)は、2009年に製作した新フレームに先代のマシンからエンジンを載せ替えてから、トラブルに見舞われ、2009年、2010年と完走できずに記録が残せていませんでした。

今年はキャブレターとエンジンの清掃を行い、配線を簡略化してもてぎ大会に出場しました。エンジントラブルもなく初めて完走し、318.533km/Lの記録を残しました。
全国大会は配線も強化して臨み、テストコースで転倒するトラブルはあったものの448.414km/Lを記録し.、もてぎ大会を上回る成績を残すことが出来ました。




もともと2008年に部内記録(508km/L)を樹立したマシンのエンジンであるため、今後ローラー台のテストを行ってデータを集めてエンジンの性能をひきだし、転がりも強化して記録を伸ばしたいと思います。

学校法人芝学園 芝中学校・高等学校 技術工作部
     自動車班 2011年 エコラン製作記

2011年の活動

2011年は、東日本大震災によって春休みに活動ができずませんでした。活動の遅れもあって、2010年に作ったボディ、フレームを引き継いで、さらにベテランの方から教わったことから、メカやフレーム関係で改良を加えることが中心になりました。

配線は、いままでノーマルの配線をそのまま使っていましたが(写真左)、その中から必要な配線を選び出して簡略化しました(写真右)。

タイヤは、バーストをふせぐため、チューブを入れなおし、たわみを少なくするためにスポークに結線加工
を行いました。

エンジンのオーバーホール

アクセルワイヤーのジョイント部分はいままでかしめて止めていたのを、ボルトによるねじ止めの機構に変更しました。結果として、いままでよりもワイヤーの調整がしやすくなりました。いままでほつれてしまっていたワイヤーの先端ははんだ付けをして端止めをしました。

配線作業

10B

10D

2010年の最後に作ったマシン(10D)は、インジェクションを搭載していますが、配線形式が複雑で把握している人物がいなかったため、当初エントリーはしない予定でした。
しかしエントリーの予定だったマシン(10A)がエントリー出来なくなったため、急遽エントリーすることになりました。
剛性に不安のあった前輪部分に補強を施し、もてぎ大会に参加し、398.963km/Lの記録を残しました。



全国大会には、i-Mapというインジェクターの燃料の噴射量を変更できるようプログラムを入れた配線に改良し、プラダンでカウルを製作して臨みました。結果は518.925km/Lでした。

09B

2010年につくったフルカウルマシン(10A)は、7月29日の練習走行時に転倒してしまい、前輪のアッカーマ
ンの剛性不足が発覚しました。作りなおそうとしましたが思うようにいかず、このマシンのエントリーをあきら
めざるを得ませんでした。

10A

各マシンの改良

エンジンは燃焼効率を上げるためオーバーホールを行って、内部の清掃や部品交換を行いました。いままであまりやっていなかった作業であったため、汚れがひどく、落とすのにとても手間がかかりました。

はんだ付け

アクセルワイヤージョイント

また、ベテランの方からキャブレターの構造を学び、清掃を行いました。キャブレターの細かいセッティングなどを今後ローラー台のテストと合わせて記録し、残すようにしていきたいと思います。

エンジンの性能をデータから客観的に判断するため、ローラー台の製作を行いました。しかし、ローラーの抵抗が少なすぎるなど、問題も見つかったので、2012年の運用に向けて作り直したいと思います。

配線の収納棚

左は配線作業を行っている様子です。出来上がった配線は棚に整理して収納しました(写真右)。

2011年はエンジン、メカ、配線関係の事などいままでやっていなかったことをやることが出来ました。
しかし、その改良の結果が、ボディがしっかりしていなかったり、エンジンのセッティングをローラー台などで比較できずに大会に臨んだために生かされなかったというのも事実であり、燃費の向上に繋がらず、とても不本意な年になりました。

2012年はボディ、フレームを新しく製作し、ローラー台作り直してテストを行って、2011年に行ったことを2012年に反映できるようにしたいと思います。

2010年に作った前輪が14インチのマシン(10B)は、エンジンを清掃し、簡略化した配線を積んで、プラダンで新しいカウルを製作してもてぎ大会に臨み、325.175km/Lという記録でした。



全国大会前に使われていなかったツインプラグのヘッドに付け替えることとなりました。配線を新しくするとともに、スライドロッカーアームで吸気をカットする機構になるように加工を行いました。




ボディも視界を良くするためもてぎ大会から改良を加えました。



部内記録更新も期待されましたが、転がりの悪さなどが影響し、514.335km/Lにとどまりました。
今後、ボディの製作、転がりの改良などをおこなっていきたいと思います。